アルタイのベムラー星人

 前回、滅入る様なことを書いたので、すっきりしない。
 眠る前に、書棚から本を探す。
 アルタイ山脈のロシア領側に、カラコルという処があって、古代遺跡が発見されている。クバリョーフという人が「カラコルの古代壁画」という本を書いている。
 
 ロシア語なので、読めないが、奇妙な壁画をパラパラめくる。
 
 頭だけ動物になっていたり、異形のものがたくさんある。
 
兎男
太陽男
羊男
牛男
それにウルトラマンに出てくる
ベムラー星人そっくりの仮面男
 
 古代、とてつもない独創的な画家が生きていたことに感心する。
 
 兎男などは、鴨沢祐仁さんの「クシー君の夜の散歩」に出てくる兎男のレプス君よりスラリとしていて格好がいい。見ている内に、思念が時空を超えて、頭がクラクラする。
 
 カラコルという地名は、ロシア語でない。モンゴル語で解釈すると、「黒くて遠い(処)」。
 
 
 
 
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