昨日の夜は、後楽園ホールでボクシングを観戦してきました。
ファイナルの日本フライ級タイトルマッチは、素晴らしい試合でした。
節制、訓練ーボクシングはリングに上がる前に、勝負がついている、というようなことを、畏敬する詩人の鮎川信夫さんが言っていて、ずっと、頭に残っています。
しかし、リングで決着するまで分からない勝負もあって、昨日のタイトルマッチがそうでした。
ボクシングの話は専門家に任せて、沖縄の話です。
8Rマッチで、フライ級の選手が登場しました。
1Rから激しい打ち合いになり、バッティングで坊主頭の選手が、右目上から出血しました。坊主頭の選手を叱咤激励する、セコンドの大きな声に気付き、見ますと、セコンドは、背中に大きな龍の図と、RYUKYU BOXINGの文字がプリントされた青いシャツを着ていました。
坊主頭の選手は、沖縄の選手でした。
8Rまで、見応えのある打ち合いが続きました。坊主頭の選手は、打ち合いになると、自分のマウスピースを飛ばされてしまう「クセ」がありました。危険ですから、飛ばされたマウスピースはリングに戻される。レフェリーは素早く拾って、坊主頭のコーナーに投げる。セコンドは水でよく洗って、コーナーから手を伸ばすと、レフェリーは、後ろ手にマウスピースを受け取って、タイミングを見て、坊主頭の選手の口にはめる。そんな場面が、4回ありました。
結局、坊主頭の選手は判定で負けましたが、ファイトに拍手が沸きました。
実は我が家の紋でもあるので、興味津々なのです。
それにしても、なんであんなにマウスピースが飛んだのでしょう。サイズ゙があっていないのか。琉球ボクシングジムと、昨日戦った屋富祖裕信選手の今後の活躍を祈っています。