馬の乗り方が反対なのは、決定的です

 

　今日は台風が近付く中、ゴルフをしてきました。昨夜は、近所の中華屋のご主人に、「こんな放射能の雨の中、やっちゃだめですよ」といわれましたが、仲間との付き合いでするゴルフもあります。ハーフで打ち切りにして戻って来ました。

　図書館に返却しなければならない「左右の民俗学」（批評社）は、おかげで今日も返さず、もう3週間近く遅れたままです。ごめんなさい。すぐ返します。

　この本は、和服で「左前」がタブーになっているわけや、「左右の尊卑」など、日本の左右の感覚を考察した論考を集めたものです。面白いです。

　実は、モンゴルと日本で、左右反対のものが多いのです。

　①鷹匠が鷹を止まらせる腕が反対。日本の古墳時代の鷹匠の埴輪と、その時期のモンゴルの鷹匠の石像も左右反対。

　②馬の乗り方が、モンゴルと日本と左右反対。日本で製作された「チンギスカーン」の映画がモンゴルで公開されて、モンゴルの観客が、「チンギスハーンが反対側から馬に乗っている」と、大笑いした話を、モンゴル人に聴きました。加藤剛主演のものと思われます。

①②で、純粋な騎馬民族説は成り立たないと思いました。

 

[写真]万里の長城の向こうの遊牧民の文化は、日本と左右の観念が違うようです。