モンゴルの梵天さま

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 朝青龍などモンゴル出身力士が大相撲で活躍する前、仲間とモンゴルについての雑誌を出していた。
 その後、私は沖縄に心が移ってしまい、モンゴルはお留守になって、仲間とも縁遠くなってしまって、心苦しい。
 モンゴルを忘れたわけではない。自宅玄関横の狭い廊下に、馬に乗ったモンゴルの神様の絵をずっと掛けている。
 長男が小学生低学年の時、一緒にモンゴルに出かけて、手に入れた、布に描かれた「梵天さま」である。
 モンゴルでは、憤怒の形相の神様が多く、大黒天(マハーカーラ)が一番信仰されるが、馬に乗った梵天像も人気がある。
 その後「チンギスハーン」というモンゴル映画の撮影現場に行った際、美術担当助手の青年が、記念に描いてくれた像も、馬に乗ったこの神様だった。ともに、馬を犬が追いかけている図柄である。サインがあって、青年美術家の名は、ガントルガ君だった。
 彼の描いた方は、小さな書斎に立て掛けてある。