秋の夜CDで見つけたフランス画家の作品たち

 秋に入っても、水盤に紛れ込んだ小さな魚は元気に泳いでいる。眼が大きく、身体が細い。めだかでないことは分かる。もう一月以上経過したことになる。
 餌は何を与えていいか分からないので、水だけ数日おきに新たに注いでいる。そのせいか、身体が大きくならない。
 浮草でも食べているのだろうか、殆どなくなりかけたので、前買った店に探しに行くと品切れ。金魚藻のカボンバを代わりに買って足した。
 少し慣れてきて、水盤を覗いても、隠れずに、眼をこちらに向けているのではないかと、思う時がある。
 
イメージ 1
 
 仕事から帰り、いっぺん聴いただけで放置していたアンディー・シェパードの「MOVEMENTS IN COLOUR」(2009年、ECM)を思い出し、聴きなおしてみる。題名と、あるものが符合することに気づいた。Kさんに貰ったジャズのCDだ。
 
1「La tristesse du roi」    
  「王様の悲しみ」  マチスの絵
 
2「Bing
3「nave nave moe」    
  「ナヴェ・ナヴェ・モエ」 ゴーギャンタヒチ時代の絵。エルミタージュ美術館所蔵。
 
4「ballarina       
    ドガの「踊り子」    
5「May song
6「We shall not to go market today
    ゴーギャンタヒチ時代の絵。ベンチに5人の女性。
 
7「International Blue
 
 7曲のうち、4曲がフランスの画家の作品と重なる。
 あわてて、CDの中の解説書を読むが、全く触れていない。
 
 他の曲も絵画と関係ありそうだぞ。
 
 2の「Bing」は、浮世絵など日本の絵をフランスに紹介したパリの美術商サミュエル・ビング。
 
 7は、独自の顔料で「インターナショナル・クライン・ブルー」という青色の特許を取ったフランスの画家イブ・クラインのことではないか。
 
 絵画と関連付けてCDを聴きなおすと、音楽も興味深くなってきた。おそらく、「May song」もフランスの絵画に関係あるのだろうが、分からない。