福岡・宗像旅行のささやかなメモ

 福岡県の宗像市を旅してきた。
 赤間唐津街道では、民家の玄関に、猿の面が掛けてあった。
 
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 申年だから、と思ったら、違った。近くにある猿田彦神社のもので、2月の初庚申なのか、正月なのかは分からないが、参詣後、家に持ち帰って玄関に、家の厄除け、招福のために猿の面を掛けるのだという。
 その後、福岡市など福岡県の各地でも同じようにしていることが分かった。
猿田彦」信仰が目に見える形で根付いているのが新鮮だった。
 
 宗像大社は、多くの人に語られているので、何も付け加えることはないが、手水舎の大石と、水を流す管の形が興味をそそった。
 2本の角があって、僕には龍に見えたのだ。
 
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 竹の形をしたシンプルな造形。
 神社には青銅製の、いかにもという龍は見かけるが、こういう素朴なものはない。
 古代につながる伝来のものなのかは分からないが、こういうものに、ありがたく思ってしまった。