憂歌兄弟、熊谷守一、兎狩りのいい一日

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 真夏日の日曜日、日比谷野外音楽堂に久しぶりにでかけた。憂歌団の野外公演。京都から友達も合流して、並んで聴いた。え、なんで、超満員なの。30代と思われる女性も沢山来ていて、ゆず(岩沢康治)も客席にいるではないか。
 
「おそうじオバチャン」は40年前の曲、なのに、遠目に若そうな女性ファンが白衣着てモップを持って飛び出して、踊っている。
 
 どうしたんだろう、ドラムの島田さんが亡くなって、ああ、時代が過ぎ去ってゆくと悲観したのがウソのよう。
 
 ブルースでも、ロックンロールでも、バラードでも、 声がいっそう出るようになった木村充揮は、「君は古今亭志ん生か」、と突っ込みたくなるほど、自由な雰囲気をかもし出し、こないだ渋谷の居酒屋で挨拶した内田勘太郎は、長い沖縄住まいで、ギターの腕をめちゃめちゃ磨いていたのが分かった。
 
 20曲プラス、アンコール3曲で満足して、会場をでると、歓声が上がり、慌てて戻った。さらに3曲。「君といつまでも」まで歌っている。客も総立ちで合唱していた。
 
 この日は、朝見た、NHK「日曜美術館」が熊谷守一画伯の特集で、いい内容だった。親族の岐阜の館長と、ゲストのナガオカケンメイ氏(デザイン活動家). がいい話をしていたのだ。
 
 こんな日がある。
 
 公演の帰り、3人で屋台で飲んで、もう一人の友達から、山形の冬、ワラの円盤を投げて、雪の上で兎狩りをする話を聞いた。その円盤が、鷹が飛ぶような音を出すので、兎が怖がって飛び出す。そこを撃つのだという。鷹を使わずに、擬似音で捕まえるマタギの狩りのことも調べないとー。