息子がやってきたので、昨日は、2人がかりで、猫を動物病院につれていった。定期健診。採血して腎臓の様子をみてもらう。
問診で、「どうですか、猫ちゃんの様子は」と先生が聞くので、「便秘気味です」とこたえる。「ウンチの状態はどうですか」猫は、我々の会話をしってか、診察台からとびおりて、ウンチをコロコロっとしてしまった。
いままでも診察室で2度、待合室をふくめて今回で都合4度目。猫は病院の、程よい緊張感がいいらしい。
「ほお、たくさんでましたねえ」と先生が片つけてくれる。いやはや。「またまたご迷惑をー」
病院にはますむらひろしのヒデヨシの招き猫がある
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岩合さんの「世界ネコ歩き」をみていると、イスタンブール、モロッコ・マラケシュとイスラム社会では、ネコがかわいがられていて、人が行きかう路地でも人間におびえることなく、のびのびとあるいているのが興味深かった。
堀内勝「ラクダの文化誌・アラブ家畜文化考」をよんでいたら、こんな一節にでくわした。
「不浄な犬と対照的に、アラブは猫を清浄なものとみなして」いると。猫を大事にするのは、イスラムの教えだったのだ。「ハディース」( 言行録、預言者ムハンマドの言行録)の中で、預言者や愛妻が、猫を清浄なものとしていて、猫が口付けた水や、食べ物も、清いものとして、あつかっているのだと。
1)ふつうの鳴き声はムワーウあるいはヌワーウ。でだしのM音、N音は日本(ミャー、ニャー)と同じ。
2)空腹時のおねだり声は、ドゥガーウ。D音。これは、ない、日本に。
3)眠たげな鳴き声あるいは、いびき声は、ハリール。猫がスヤスヤしている時の声音まで、気にかけているわけだから、アラビアではよほど、猫を大事にしてきたことがわかる。