2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

丹波与作が気になって

与作といえば、北島三郎のヒット曲で、トントントンと木を切る与作を思いうかべてしまうが、武士になった丹波の馬方、丹波与作は、江戸時代「有名キャラ」だった。 鈴鹿馬子唄にも、丹波与作が登場している。 東海道53次は、44石薬師、45庄野、46亀…

半年寝て暮す篠山デカンショ節

京都・伏見の蔵元を訪ねたことがある。 酒造りは、10月初めから春先の約半年間。但馬杜氏がやってきて、新酒を拵える。造り終えた後、杜氏は帰郷してしまうが、休業補償もかねて、1年間の「給料」を支払っていると蔵元は話していた。 「デカンショ、デカ…

福知山城の石垣にギョッとしたこと

神田神保町の三省堂書店2階で本棚を見渡すと、新書部門で鵜飼秀徳さんの「寺院抹殺」が売れ行き6位だった。明治維新の廃仏毀釈を扱った文春新書。面白そうなので、早速読んでみることにした。 神仏分離を決めた明治政府の動きを受け、維新後各地で、仏像、経…