2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

盆栽村に猫が居た

細とまた盆栽美術館に出かける。展示会の後半に入ると展示作品が入れ替わるのだ。 電車に乗って最寄り駅から歩く。けやきの通りを進んでいき、盆栽村に入ると猫が居た。 首輪は長いリードにつながれていた。飼い主がリードを持って散歩するのだった。 盆栽村…

楸邨句集の捨て子猫

うちの猫は、捨猫だった。 動物病院が預かって、飼主を募集したのを、長男の知人Aさんが引き取った。その後、猫は飼主を転々。 また、Aさんのもとに戻ってきたとき、長男が気に入って連れて来た。初対面なのに、膝の上で眠りこけたのが、かわいかったらし…

野良猫にキップリングの猫を重ねる

荒川沿いの広い公園を散歩すると、野良猫に出あった。 声をかけると、完全無視を決めこみ、 近づいてもあわてず、堂々と、ゆっくり離れていった。 厳しい冬を野良猫として無時乗り越えたことで、自信をつかんだかのように。 不思議と肥えている。 別の野良猫…

盆栽村に猫を見ず

細が通う盆栽教室の先生が、展覧会を開催しているので、細と連れ立って見にゆく。 盆栽村の静かな道には、馬酔木が咲いていた。 盆栽の美術館というのがあるのだ。 盆栽は、中世から「盆山」BONSANといわれて、育まれた。展覧会は中世の、「盆山十徳」…

表慶館のライオン像続き

東博の狛犬型ライオン像について、新たに分かったこと。 ○仮説 ライオン像は、主として沼田一雅氏が上野動物園のハーゲンベック動物園から購入したライオンを参考に造形した。 正しいか、間違いか。 1)ライオンは上野に不在だった ライオン2頭は、明治3…

鴨の減少を憂う人にであった

近所の池は、鳥でにぎやかだ。 おじさんがやってきて、手慣れた風に餌を放りあげると、続々とあつまってくる。 数十分だけで、以下の鳥を確認した。 キンクロハジロ 2 カルガモ 1 ホシハジロ 1 オオバン 1 バン 1 ★サギ(コサギ、チュウサギか不明) 2…

狛犬風、表慶館の2頭のライオンについて

東京国立博物館に「みちのくの仏像」展を見にいった。展示物が少なかったので、構内を散策する。 表慶館は3月下旬からの展示の準備でしまっていたが、 玄関前を守護しているライオン2頭を観察すると、 右手は、口を開き、 左手は、口を閉じていた。 そう、…

オオタカと女性のヒューマン・ノンフィクションを読みだす

2014年ロンドンで発行されたHelen Macdonaldの「H is for Hawk」が届いた。 父の死の衝撃で精神のバランスを失った著者ヘレンが、英国の自然のなかで、オオタカの鷹狩を学習し、オオタカとの交流を通して立ち直ってゆくノンフィクション。 まだ3章を読…

オオバンは禿げたクイナ

朝、運河を水鳥の群れが颯爽と泳いでいた。元気がいい。スマホで橋の上から撮る。 黒くて鼻先が白い。オオバンの群れだった。 クイナ科のオオバンは、鼻から額の白が目立つので、「白冠鷄」と中国でよばれるのは相応と思うのだが、モンゴルではХалзан түнжүү…

漱石の明治43年3月2日の日記

桃の節句には、細が別の雛をかざるので、叔母の手作りの紙の小雛は、長年わすれさられている。 探しだして、わが部屋にかざった。 仕事から戻り、乱雑極まりない本棚を整理。夏目漱石の明治43年(1910)の日記をながめていたら、ひな祭りの前日の、3月2…