2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

英国テニスの椿事から、大正期の名もない編集者のことなど

WOWOWのウインブルトン・テニスの中継を深夜遅くまでみて、寝不足の毎日だ。 英会話のスチュワート先生はロンドン育ち。ハイスクール時代に、マッケンローとゲルレイティスにサインをもらったことがあるという。ウインブルドン前哨戦として、芝のロンド…

なぞの、猫好き版画家は、森田恒友かあ

大正5年の「歴史地理」に掲載された、 この版画の作者さがしをつづけてみた。 明治末から大正にかけて、創作版画のうごきがあったので、 似た雰囲気のものをさがしてみたところ、 明治40年(1907年)に創刊された、同人誌「方寸」にでくわした。 山…

大正時代の学術誌に登場する猫

なんで猫なのだろう。 大正5年9月発行の、学術誌「歴史地理」の質問コーナー「問答」に 猫の木版画のカットがあった。 後ろ姿。長い尻尾は、左にまげている。 「織田信長研究に要する書目を示されんことを乞ふ」という質問に、 そぐわない大きな猫のカッ…

猫の神様ではなく、虎爺だった話

NHKBSで放送している、岩合さんの、世界ネコあるきには、我が家の猫も、はげしく反応する。 シリーズがはじまったころは、TVの前にとんでゆき、声をあげ、前脚で画面をたたいた。しっぽをたてて興奮することもあった。そのうち、2次元と3次元の区別…

ロンドン塔のワタリガラスのパンフが出て来た

図抜けて賢く、いたずらもののため、不吉の象徴として「迫害」された飛翔の名手「ワタリガラス」について、前から書いてきて、いまも、英国・ロンドン塔にすんでいる、ということがわかったけれど、実際にどうなのか、いまひとつはっきりしなかった。 子供と…

想い出したロンドンの猫のこと

June is the cruellest month. 僕にとっては、4月でなく、6月が、一番残酷な月。 この月、母と兄と、義母と、友人を亡くしている。 ロンドン住まいだったこの友人は、ひと夏、長男を呼んで面倒をみてくれた。 クライストチャーチへは、迎えにいった僕と子…

19世紀はじめの英国版画とアジサイと

未明のサッカー中継もみずにがまんして、睡眠をとり、早朝に起床し、いざ、出発というとき、今日の×××は、「降雨で中止にします」の電話。 しかたなしに、猫と一日すごす。猫は年とったせいか、ねむってばかりで相手してくれないし、部屋の整理をする。 息子…

カワウソ犬は日本版レトリーバーか

13世紀にモズを用いて鷹狩をした名人鷹匠が信濃にいたが、オオタカ、ハイタカ、コノリなどの通常の鷹ではなく、魚を捕るミサゴを用いた鷹狩の伝承もあったらしい。 「ミサゴ腹の鷹」といわれ、ミサゴと他の鷹のハイブリッドということだった。二本松泰子氏…

控えめなレッド・ミッチェルとイソシギと

前に紹介した、猫とベースをひくLPジャケット写真の、レッド・ミッチェルには、ベースをひかないLPがある。同い年の親友、RED KELLYに、ベース演奏をゆずって、レッド・ミッチェルはピアノ演奏にまわっている。 若かったギターの名手ジム・ホー…

ジャズベースの上の猫

随分前、赤坂のライブハウスで、米国のベース奏者と雑談したことがある。 彼は、ズービン・メータが指揮者だったころのロサンゼルス響の団員だったが、ジャズ演奏の道を選び、来日して小さなライブハウスで仕事をしていた。 気さくな黒人で、身の上話を自ら…

さいスタで一緒に応援したカラスの兄弟

奇跡的に切符が手にはいったので、 さいスタに昨日出かけた。サッカーの応援は、日本開催のW杯以来だ。 興奮しながら、さあ、日本代表の応援に専念だ! とおもったら、 カラスのぬいぐるみが2匹いるではないか。 いかんいかん、目がいってしまう。 JFA…

ミラーズ・キャットは、トルコ猫のヴァンか

およぐ猫は確かにいた。 伝説のおよぐ猫、水車屋の猫=ミラーズ・キャットを、英国人もまた、長い間、さがしつづけていたようだ。 1955年、英国の愛猫家は、東トルコのヴァン湖畔で、水遊びをする猫を発見した。 耳の周辺と、尻尾だけに色がついている特…

水嫌いの猫と、金魚とミラーズ・キャッツ

ネコは、水が嫌いで、季節の変わり目の「お風呂」でも、大さわぎとなる。 温泉すきの猿、サーフィン犬がいるのに、ネコはカラキシ、水が駄目である。 随分前、清澄公園で、お馬鹿ネコにであった。 おおきな池を群なして泳ぐ鯉が、岸にやってくるので、とびか…