2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

つくるが巡礼で出会うのはヤブサヨナキドリか

鳥にくわしいわけではない。 1995年「ねじまき鳥クロニクル」①②をよんで、ねじまき鳥がうちの近所にもいることに気づいた。 ギィー、ギィーという鳥の鳴声。 これはねじをまく音ではないか、と。 オナガだった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA…

オオタカはポイヨー、ポイヨーと鳴く

今は昔、新潮文庫から俳人の自選句集が沢山でていた。 草田男、波郷、誓子、草城、蛇笏、楸邨。 文庫には灰色の帯がついていて、水原秋桜子自選句集は、ことに大事によんだ。 登山や旅をこのんだ秋桜子には、鷹の句も多い。 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ (赤…

岩手の海岸には鷹の巣山もあったのだった

玄関に、兜をかざる。立派にみえるが、小さな紙の兜。 2011年5月、不忍ブックストリート(一箱古本市)へでかけ、ついでに都の指定名勝、旧安田楠雄邸によった時のこと。息子が義捐金募集におうじると、紙屏風と一緒に手わたしてくれたのだった。心のこ…

イモガイをさがして古代をおもう

貝の収集棚から、イモガイをさがす。福岡の古賀市で、古墳に隣接して馬具の埋納坑がみつかり、イモガイでかざられた馬具(辻金具)があった、と今朝の朝刊がほうじていた。 6世紀、7世紀のイモガイ製の小さな馬具は珍しくない。ただ、イモガイは、琉球、奄…

モンゴルの毒草薬草

青い花の「オオヒエンソウ」は、たべると毒、らしい。 ネコがよく、花をたべるので、要警戒。ネコは以前、百合の花をたべ、口のまわりが黄色になった。「腎臓がやられて、死んでしまいますよ」と、動物病院の先生にえらくしかられた。 オオヒエンソウは、キ…

モンゴルの青い花がいけてあった

家に遅くもどると、花瓶に、珍しい花がいけてあった。 「わかるかなあ」と細がいう。「この間、みせたモンゴルの押花と同じ花」。 オオヒエンソウ(大飛燕草)。夏のモンゴルに、旅行をしたとき、ウランバートルのちかく、ゾーンモドの丘にさいていた花だ。 …

坂田ワールドが好きなわけ

アジアでは、樹木に神がおりる信仰があるけれど、西洋では、悪魔がやどる木の枝があるのだな。 坂田靖子さんの新作まんが「サタニックブランチ」は、悪魔の枝=サタニック・ブランチをふると、悪魔がでてくるというのが、出だしだった。 悪魔の枝なんか、あ…

楢葉町の松鷹絵馬

2010年の冬、おもいたって、家族で福島の浜通りを旅した。いわき市の海岸の宿舎に何日かとまって、白水の阿弥陀堂、高蔵寺、福島第二原発近くをまわった。 まさか1年後に、震災、原発事故がおこるとは、これっぽっちもおもわないで。楢葉町では、うどん…

カザフスタンの国旗は草原鷲

wowowで、ボクシング世界戦に挑戦した石田をみたが、カザフスタンのチャンプに一蹴されてしまった。リング上では、防衛したゴロフキンの後ろで、カザフスタンの真っ青な国旗がひろげられていた。 この国の国旗も、ワシタカがえがかれているではないか。太陽…