2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ガルーダから白鵬を連想する

出かけ、玄関に雛がかざってあった。どうみても、女雛が2体にみえる。これにはわけがある。 数年前の三月、東大寺の二月堂へお水取りに細とでかけたときのこと、奈良の三条通り、猿沢池の手前の南部銀行の前あたりで、おばさんが、端ぎれをつかってこしらえ…

シロガシラ鳶とウランバートルのガルーダ

モンゴルのガルーダは、首都ウランバートルの市章だった。しらなかった。 ガルーダは、モンゴルで信仰されるラマ教の曼荼羅タンカや、仏画にでてくる。 執金剛の頭の上や、 釈迦像の頭部にえがかれたりしている。 ウランバートルの象徴となるような、目だっ…

モンゴル的ガルーダ発見

昔旅行したモンゴルの首都ウランバートルから持ち帰った市内地図が出て来た。 外国人観光客用に無料で配布したものなのだろう、部屋を整理していて見つけた。折畳式の地図の表紙上部に、気になるマークがあった。 牛のような角があって、蛇を両足でにぎりし…

ラーメン店で鷹の椅子にすわる

知人が事務所を渋谷から神楽坂界隈に移転したというので、一緒に呑んだ後、新オフィスを覗いた。 広々とした空間。仕切りがなく、床には荷が置かれたまま。壁には絵がペンキで描かれている途中だった。仲間のイラストレーターがやって来て、勝手に描いてくれ…

トビとタカ―気になる普羅の句

ワシタカの生態を、俳句で発見することがある。 鷹と鳶闘ひ落ちぬ濃山吹 奥飛騨を旅して、俳人の前田普羅が、目撃したのは、春先、鷹と鳶が争いながら、落下する姿だった。この句をおさめる「飛騨紬(ひだつむぎ)」は、戦後まもなくの1947年に靖文社か…

鷲の装飾彫刻に圧倒された

連休の一日、神社仏閣に興味のない細が、去年国宝に指定された妻沼聖天をみにいこうといいだした。どういう風のふきまわしと、とおもいつつ、気ばらしにドライブにでたら、好みであるかはともかく、絢爛な彫刻に正直圧倒された。 江戸時代中期の、日光東照宮…

黄砂の報に、有翼日輪やら諏訪のカラスをおもう

中国大陸から黄砂とともに、pm2.5が飛来するとの報道がさかんだ。 太陽に三本足のカラスが棲むという中国生まれの伝説は、この黄砂の賜物である、との話を思い出した。絶版になったが、斎藤尚生「有翼日輪の謎」(中公新書)という興味深い本に書かれて…

三本足の雉について考える

三本足のカラスは、サッカーJリーグのエンブレムにもちいられて、世にしられているが、三本足の雉は、しられていない。 「三本足の雉の伝承」は、鷹狩りに関係した日本の中世の書にかきのこされている。 生息していたとされるのは、河内国交野郡北部にあっ…