2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

馬も駱駝も飛行機も左から乗降するものだが

モンゴルで出会った子供。自在に馬を扱って、私の長男もこの馬に乗せてくれた。当たり前だが、わが子は、写真の手前側、つまり馬の左側から鐙に足をかけ、跨いだ。左から乗るのが、世界的な常識といっていい。 飛行機の搭乗口も、左側。そもそも、船が左舷を…

解明!日本初の鷹狩りはハヤブサだった

森の多い日本では、鷹狩りといえばオオタカが愛用された。 きりりとした白の眉斑、白の胸に灰黒の横斑、とても美しいタカだ。 日本で好まれたのも、なるほどと思う。 山や森で、獲物の鳥を、蹠(あし)で掴み、抑え込んで捕る。 「獲物は、致命的な傷をオオ…

開高さんのモンゴル散骨を知らなかった

昨日BS-TBSで「漂えど沈まず 小説家開高健が遺した言葉 小林薫モンゴルを行く」 を見た。 昭和62(1987)年から2度、開高健さんがイトウ釣りをしたモンゴルを、偲んで 小林薫、岩切靖治さん、鯉渕信一先生の3人で訪ねていた。 知らないことが…

モンゴルでの秘密交渉で想い出したこと

相変らず、密会場所はモンゴル・ウランバートルなのか。 学生時代、坂本是忠先生の授業で覚えているのは、 中ソ関係が悪化していた当時、両国の密使がこっそり会って、交渉するのが、 モンゴルだということだった。 モンゴルを見ていれば、緊張した中ソの動…

ヨルというヒゲワシを見損なった

モンゴルがまだ、社会主義だった頃、 北京から列車でモンゴルに入った。 ウランバートルで2泊した後、空港から飛行機で南下し、ゴビに向かい 1時間半ほどで、草原の天然空港に到着したのをよく覚えている。 ゴビの二日目に、タカを見に行くのだと、僕ら6…

トリプルA-鷹にも格があるようだ

偉大なるフィールドワーカー鳥居龍蔵が、明治44年に出版した「蒙古旅行」で、かわいいらしいタカの印を紹介している。 「鳥居龍蔵全集 第9巻」(朝日新聞社)に出て来た。 龍蔵は、東モンゴルの小巴林王府に至る途中ホトン・ヌ・アイラという村で、遼の時代の…

三田康の絵を見に行った

前に芭蕉の研究者、飯野哲二さんの「親友」だった洋画家、三田康さんに触れた。 少し前、三田氏の絵を見に、細と川越市立美術館へ行ってみた。 「昭和モダン 藤島武二と新制作初期会員たち」という展覧会に、三田の作品が展示されていたからだ。 新制作立ち…

竹久夢二の絵葉書

竹久夢二の絵葉書を、また、紹介。 「七里ガ浜の哀歌」の2番の歌詞。 明治43年1月23日、神奈川県・七里ヶ浜で逗子開成中学校の生徒12名が乗ったボートが転覆し、全員が死亡した。作詞は、鎌倉女学校の先生三角錫子。 これが1番の歌詞。 「川べの歌」…