2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

古代モンゴール語のG取り遊び 2

古代モンゴール語遊び=母音間のG音について、仮説の遊びを続けよう。 「春過ぎて夏来たるらし白たへの衣干したり天香具山」 記紀はもちろん、万葉集でも詠まれ、親しまれている天香久山も、G音の残存例で、当てはまると思っている。 KAGUYAMA は…

古代モンゴール語を日本古代に当てはめる

古代モンゴール語の特徴を、古事記や日本書紀の日本古代の名称に当てはめて愉しんでいる。 個人的には、古代モンゴール語遊びといっている。モンゴル語の権威、小沢重男先生は、12世紀までの古代モンゴール語には、母音間にGという子音があったと想定して…

琉球資料の東博の解説を解読する

東京国立博物館の「空海と密教美術展」は、仕事の合間を縫って、平日を選んで出かけたものの、人出の多さに驚いた。見終わって、一階で通常展示を見ていたら、沖縄・壷屋焼の厨子甕の見事なものが2点展示してあった。 うち一点は、下のHPで、小さいが写真…

なんだこれは、満州出土怪獣装飾

家にある、古い本や、雑誌を読み飛ばしている。昭和17年の「古代文化」には、丸茂武重という学者が、満州の怪物だの、怪獣だのを題に論文を掲載していて、興味を持った。 同年4月には「満州出土怪人面攷」、6月号には「満州出土怪獣装飾攷」を発表してい…

沖縄系古本の前の持ち主

まだ暑いが、暦では秋。読書で過ごす。新刊書を読むより、古本を楽しむ。古本は、別の楽しみもある。 前に手にしていた人が分かることが多いのだ。沖縄関係の本に限っても東京・高円寺の球陽書房で手に入れた笹森儀助「南島探検」の1968年の復刻版は、法大沖…

沖縄のカマキリの方言、イサトゥ

カマキリの呼び方は、日本全国で調査されている。 東條操「方言の研究」を読んだら興味深い「関東における蟷螂の俚言」という項があり、柳田国男、佐藤清明氏らが方言分布をやったと書いてあった。 カマキリには、日本では随分沢山の呼び方がある。 分類して①…